コインを入れて曲を選べば、魅力的なサウンドがフロアじゅうをかけめぐる、そんな名曲自動販売機であるジュークボックスは、昔の名曲がふんだんに詰め込まれた魅力的なアイテムです。
アメリカで当時レコードやプレイヤーが高くて買えなかった黒人層に指示され大変な人気となりました。
ここでは、1950年代に最も流行したと言われています。
ではこのアメリカで人気の火がついた機械の、日本での歴史はどうなのか、簡単に説明します。
ジュークボックスは、終戦後に進駐軍が導入したと言われています。
1970年代まで飲食業やホテルに設置され大変流行りました。
当時は日本の大手3つの会社がアメリカから輸入していました。
1960年代に入ると国産化が始まり、1962年には日本で初の国産品のセガ1000が発売されます。
これが大ヒットして、その後日本の大手の会社がそれぞれ機械を自社開発するようになります。
2008年以降は、あくまでアンティーク風レトロ玩具の一つとして扱われています。
それに、かつてのセガ1000は現存が確認されていませんので、今現存する国産で最古のものは、日本ビクター製のJB-5000となります。
団塊の世代の人たちが、子供から大人になるまでの青春時代の多くの若者達を魅了し続けましたが、今はカラオケなど新しい音楽の楽しみ方が現れています。
しかし、根強くシングルレコードに代わりCDを使うボックスが商品化されています。
さらにインターネットを使って曲をダウンロードし、常に最新の曲に更新することも出来るデジタル方式のものも登場し、新しいジュークボックスの市場が作られつつある現在です。